どんなギターなのか?
いわいるZO-3のようなアンプ内蔵・スピーカー内蔵ギターです。クロサワ楽器がZO−3人気に当て込んで制作したショップブランドギターとのこと。
発売されていた時期は正確には分からないのですが、おそらく90年代です。
一番の特徴はZO-3を始めあまたあるアンプ内蔵ギターのようなショートスケールではなく、ミディアム・スケール(625mm)であるということです。
ネックの厚さはストラトよりは太く、レスポールよりは薄い感じ。ただし太さが0フレットで40mmとかなり細いので、ちょっと違和感とまではいかないですが、細いなーと感じます。変なネックですね。ちなみに22フレットでは56mmでレスポール相当です。
サドルピッチは1-6弦で52.5mmなので、10.5mm相当です。
木材は何かよく分かりませんが、ZO-3で使われている木とよく似てますね。あまり高級な感じはしません(笑)。というか安っp(ry
フレット端は綺麗に落とされていて滑らかに処理してあり、改めてやすりがけする必要はなかったです。
そして軽いのでヘッド落ちします。
弦高も普通程度(12Fで2mm強)にはセッティングできています。今は軽く順反りしていますが、そのうち直してもっと低くする予定です。
まったく弾かれていなかったブツなので、一ヶ月程度刺激を与えて落ち着いたら反りも直していこうと思っています。
ヒールが深く処理されているので、ハイポジションが弾きやすそうですが、実はツノとネックの間が狭くて手が入りにくいためそれほどでもないという(笑)。野村のよっちゃんなら切り落とすでしょう(笑)。
唯一の不満はフレットが細くて低いこと。ストラトのヴィンテージモデルより低くて細いです。このフレットだと中古品はかなり低くなっていると思われますので、注意が必要です。これでミディアム・ジャンボフレットだったら完璧なギターでした。
どんな音?
自分は家で手軽に練習できるギターとして購入しました。音に関しては全然期待していません。鳴ればいい(笑)。割りとサスティンがあるのが驚きでした。
内蔵クリーンは小さいボリュームでもはっきりと聞こえ、練習ギターには最適です。
トーン・コントロールが付いているお陰でキンキンの音で弾かなくて済むのは非常に有難いですね。トーンの音質はあれですが。コンデンサ変えようと思って開腹してみたら基板が貼り付けてあったので、どれがコンデンサか分かりません(泣)。
オーバードライブモードは小音量でもちゃんと歪んでくれます。シャレでギュンギュンと聞かすにはいいと思います。
ジャックを挿してアンプを通した音は、まあ普通のシングルのリアの音というか、言うほど悪くもなく良くもなくって感じです。ただし、トーンを絞らないとキンキンで使えません。だいたいリアの音は好きじゃないので、どうでもいいっちゃどうでもいいんです(笑)。練習ギターだし。
シングルよりパワーのある気もするけど気のせいかもしれません。弦がボールピースの中央を通っていない弊害は無いようです。
結論、ZO-3より数倍良いギターだと思います。廃番が残念です。
素性を調べてみました。
調査メモです。いろんなサイトで書かれていることから推定したことです。間違っている可能性大。
- モズライトタイプには、1PUのMR-1/MR-2と2PUのMR-3があり、この3つが最初に発売されたぽい。
- ピックガードがスピーカーまでかかっていない&ハードテイルのタイプもある。あまり見ないのでレアもの?
- MR-1/MR-2の違いは不明。コーラスタイプとオーバードライブタイプ?
- レスポールJrのような(ひょうたんのような)形をした1PUのもある。MR-Xという型番か。
- ベースもあった。
- モズライトタイプでスイッチが二個付いているタイプもある。ディレイ内蔵モデルらしい? MR-1C/MR-1Dという型番か?
- モズライトタイプでアームの付いていないものは比較的最近のもので韓国製。ピックアップもハムバッカーになっている。初期のものは日本製とのこと。
ZO-3今までありがとう。もうネックがボロボロなんです。ネックだけオクかなんかで入手してニコイチしようかなー。
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