グランパスの2014年全日程終了しました。このメンバーで戦った一年間も終わりです。
何回かに分けて2014年を振り返っていきます。最初は全般的な話と、西野監督についてです。
2014年総括
DFのレギュラー3人を切って若いDFラインになった2014年。やはり不安は的中し、不用意な失点が多すぎました。
しかしワールドカップ中断以降はわりと守備も安定し、レドミと川又を緊急補強した効果もあって後半戦だけの成績では4位とか5位の成績だったと聞きます。
そして若手が頑張りました。特に本多、牟田、矢田旭、田口泰士はかなり伸びました。
本多は闘莉王の「クロス教室」で指導を受けてから急にいいクロスを上げるようになり、もっと早くに教室やってくれれば思ったものです(笑)。
牟田はホーム鹿島戦での大失態のあともめげずにハートを強く持ち、できることできないことをしっかり整理して望んだアウェイガンバ戦を無失点で勝てたことで完全に一皮むけました。
旭は9月の甲府戦で初ゴールを記録してからほぼ先発で出ていましたが、天皇杯のPK失敗以降、意識が変わったように感じます。牟田といい、旭といい自分が原因で負けると選手は成長するのでしょうか(笑)。高い代償ですが、無駄ではないのが嬉しいですね。
旭は最初からボールは持てる選手でしたが、Jリーグのスピードと当たりに慣れた後半戦以降は、運動量も多くなりチームに無くてはならない選手になったと思います。
そして泰士。泰士も前半戦はベンチでくすぶっていたんですが、後半戦からはもう泰士無しのグランパスは考えられないくらいの選手に成長しました。日本代表としてブラジル戦に出た以降は、判断のスピードも一段上がって、本当にワンランク上の選手になりました。このまま順調に成長して日本代表でもレギュラーをつかんでほしいものです。
成績に関して
まずは順位的には10位。得点は8位ですが、失点がワースト6位。失点数を減らせばもっと上に行けたのではないかと残念です。特に前半戦、不用意な失点が多すぎました。
ゲーム内容的には、ホームで負けすぎ。ひどいです。あと先制した試合をもっと大事に戦えればよかったと思います。
西野監督について
Jリーグ最多勝利監督が鳴り物入りでグランパス入り。期待感はありました。
前半戦も序盤は3連勝したりして悪くない戦いをしていたんですが、けが人が続出し、そこで間の悪いことに戦術の成熟しているフロンターレ、広島、浦和にコテンパンにされたことで一気にチーム状態が落ちていったのは運もなかったと思います。
西野監督はどういう監督なのか今年一年でだいぶわかりました。
簡単に言うと勝利第一主義の監督だと思います。
戦術的にポゼッションやったりカウンターやったり、3バックやってすぐ4バックに戻したり、なんか色々やってブレブレな感じを受けますが、それも全ては勝利のためのということのようです。
これは、開幕初戦で負けていると見るといきなり闘莉王を上げるいわいる「闘莉王大作戦」をやったり、ホーム最終戦で引退する中村直志を出さないで途中交代で入った松田力を下げてまで小川を入れたりすることでそう感じました。
このへんは闘莉王キャプテンとかなり似ていて二人はかなり理解しあっているのでないかと推測され安心できる点です。
ただ不満が無いわけではありません。
交代が遅かったり、交代枠を余らせて負けたりするのはちょっとどうかなと思います。これは批判されてもしょうがないでしょう。
ただし自分はどの選手を使え、誰々を交代で出せという意見は持ちません。それは監督の専権事項であり、自分は練習も見てないし、コンディションの良し悪し、怪我の有無など、外から見ていては分からないからです。
#まあツイッター実況で「替えてあのFW!」とか書いたりしますけど、それはまあ試合中なので勘弁してください(笑)
今年一年で西野監督と選手の顔合わせは終わりました。後半戦の好成績からも来年は期待できるでしょう。
まだまだ不安定なチームですが、来年は短期決戦な2ステージ制なので、勢いにのればステージ優勝できるのでは?と期待していたり…。
次回は選手について個別にコメントしていく予定です。
※データはJ公式サイトより引用 https://data.j-league.or.jp/SFPR01/ http://www.j-league.or.jp/release/000/00005547.html
コメント
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