グランパス2010総括 その2

グランパス2010総括その1はこちら

ワールドカップ中断の間のナビスコカップは悲惨だった。代表組やマギヌン・夢生・アレックスが怪我でいなかったとはいえ勝ち試合なし。ホームでも惨敗。アウェイ京都でバス囲み。ホームでは応援拒否。久米GMとウルトラスが話し合ったとかなんとか。
ただ敗戦と引き換えに大きな収穫もあった。前半戦でいまいちフィットしきれなかったダニルソンをしっかり使うことができたことが、後半戦に効いてくることになる。 (ホームのナビスコカップは全試合現地観戦)

日時 対戦 スタ 勝敗 感想 観戦
13 7/17(土)
18:00
大宮アルディージャ
大宮アルディージャ
AWAY
NACK
○ 1-0
詳細
W杯中断明けの初戦。闘莉王はお父さんの看病と燃え尽き症候群でコンディション最悪。
しかしミスターは直前に帰国したばかりの彼を信頼して使う。
前半終了間際にブルゾが二枚目のレッドカードで退場してからは、かなり攻め込まれる展開。大宮FWに背中を蹴られたことで忘れかけていた闘争心に火が入った闘莉王が、速くて低いクロスを送る。それをジャンピングヘッドでネットに突き刺すジョシュア。この試合は確実に今シーズンのターニングポイントだった。
この頃から闘莉王の発言に「信頼されていてありがたい」と「自分のためだけでなく喜んでくれるサポーターのために」という語彙が増えた。
TV
14 7/24(土)
19:00
清水エスパルス
清水エスパルス
HOME
瑞穂陸
△ 3-3
詳細
酷暑の瑞穂。W杯で傷心の玉ちゃんが2ゴール炸裂。PK入れていればという気もするけど、PK入っていたら夢生のビューティフル・ゴールは無かったかもしれないしね。 現地
15 7/28(水)
19:00
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
HOME
瑞穂陸
○ 2-1
詳細
眠れる獅子がついに目を覚ます。ダニルソン初ゴール。ナビスコでゲームに慣れ、グランパスの戦術に慣れ、J1のスピードに慣れたことで、迷いが無くなり中盤で躍動することになる。
グラウンダーでのミドルシュートは、往年のリバウドを見るようだった(誉め過ぎ)。
現地
16 7/31(土)
19:00
横浜F・マリノス
横浜F・マリノス
AWAY
日産ス
○ 2-0
詳細
ダニルソン2連続ゴール。暑い中でのゲーム運びがうまい。省エネサッカーと揶揄もされる。攻められているのか攻めさせているのか分からないが、相手のリズムのときに一発で点を取る強さがあった。 TV
17 8/8(日)
19:00
FC東京
FC東京
AWAY
味スタ
○ 1-0
詳細
終了間際の闘莉王の劇的ゴールで勝利。闘莉王の決定力もそうだが、アレックスのクロスもすごい。ヒールで流した夢生もすごい。内容は良くないけど勝つ。内容で勝ち点はもらえないということを改めて認識した試合。
あと、クロスというのは速くて正確なものがいいクロスだと思っていたが、背の高い人向け(尾張山脈)にはキーパーが出られないところに高くてふんわりしたボールをあげるのが有効というのを知った年だった。
TV
18 8/14(土)
19:00
浦和レッズ HOME
豊田ス
○ 3-1
詳細
前半は浦和に攻められまくったがポンテの不調で助けられる。後半、今年最も覚醒した男増川からマギヌンに渡り、マギヌンの右足クロスから闘莉王のジャンピングヘッドで先制すると、名古屋ペースに。宇賀神の素晴らしいミドルもあったが、点を取ることに目覚めた玉ちゃんの2ゴールで華麗に突き放す。
この試合終了時でついに首位に立ち、以降一度もその座を譲ることは無かった。
現地
19 8/18(水)
19:00
川崎フロンターレ AWAY
等々力
● 0-4
詳細
ほんとになんで川崎戦はこんなふうになってしまうんだろう? 決めるべき時に決めないとこうなるという典型的な試合。前半結構決定機はあったんだけどな。 TV
20 8/22(日)
19:00
ガンバ大阪
ガンバ大阪
HOME
瑞穂陸
○ 3-1
詳細
優勝するからには連敗はできない。そんな選手の強い意志が見られた試合。
直志のスーパーゴール。昔はこんなミドルいっぱい決めてたんだよ、直志は。
ただちょっとガンバの動きが重かった。ルーカスがいなくて助かったよ。
現地
21 8/28(土)
19:00
京都サンガF.C. HOME
瑞穂陸
○ 1-0
詳細
グランパスにも所属した秋田豊監督の瑞穂凱旋。京都は降格圏におり確か秋田監督も未勝利だったはず。
以前はこういうときに優しさを与えていたけど、きっちり勝てるようになった。試合はシブかったけど。結果オーライ。
現地
22 9/12(日)
19:00
モンテディオ山形 AWAY
NDスタ
○ 1-0
詳細
またもしぶとく勝ち点3ゲット。得点シーンは、左のアベショーが急にスピードアップして、それに連れて全体が動き出して取ったもの。
それまではチンタラとパスを回していただけだったのに、なんだこの緩急のつけ方は!と感心した覚えがある。
TV
23 9/18(土)
14:00
横浜F・マリノス
横浜F・マリノス
HOME
瑞穂陸
△ 1-1
詳細
今季三つしか無かった最後の引き分け試合。あんまり覚えがない。ザックが見に来てて、夢生が相手のミスを逃さず点を取って、ディフェンスでは増川が頑張ってたような・・・。 現地
24 9/25(土)
15:00
清水エスパルス
清水エスパルス
AWAY
アウスタ
○ 5-1
詳細
大 爆 発 !!
久々の大勝。清水を優勝戦線から事実上ご退席いただく勝利。玉ちゃんグランパスで初めてのハットトリック。楢崎も大活躍。玉ちゃんキレキレ。
改めて岡ちゃんに(ワールドカップで使わずにいてくれて)ありがとうと言いたい。
TV
25 10/2(土)
16:00
ベガルタ仙台
ベガルタ仙台
HOME
瑞穂陸
○ 2-1
詳細
またもや終了間際の得点で勝ち点3。今年苦労している小川の決勝点。
この頃になると、期待感というか、絶対やってくれるんじゃないかとか、点を取って勝ってくれるはずとかそういう自信みたいなものがサポーターの中にも芽生えてきたような気がする。
現地
26 10/17(日)
16:00
アルビレックス新潟
アルビレックス新潟
AWAY
東北電ス
● 1-4
詳細
一点取られたけど、すぐに力づくで取り返したところは「今年の名古屋は違うぜ」と思ったのもつかの間、カウンター食らって沈む。前触れもなく突然きっする大敗。原因? 知らんがな(・A・) TV
27 10/23(土)
19:00
ヴィッセル神戸 AWAY
ホームズ
○ 2-1
詳細
今年は連敗はないんです! とか言いながら、いや言い聞かせながら、ビビりながら乗り込む神戸。前半はいい感じで進むが、降格の危機にある神戸の気迫にだんだんと押されていく。
闘莉王とマッスーを超えてファーに上げられたクロスの対応が、数少ない名古屋の弱点。各チームにバレてきていて今回もそれからやられた。ハユマとアベショーは百も承知でしょうが。来季は改善してくれるよね。
現地
28 10/30(土)
13:00
セレッソ大阪
セレッソ大阪
HOME
豊田ス
○ 1-0
詳細
闘莉王怪我で離脱。このセレッソ・鹿島の連戦は優勝するための試金石と位置づけられていた。
ジョシュアのPKを今季大活躍のマッスーをはじめとする守備陣で守りぬいて勝ち点3ゲット。
二連戦の最初に勝てたのは多かった。「次も勝ぁつ!」と咆哮した楢の高揚した気分もわかる。
現地
29 11/7(日)
16:00
鹿島アントラーズ
鹿島アントラーズ
AWAY
カシマ
● 0-1
詳細
先週吠えたので力が入りすぎたわけではないだろうが、守護神のミス(あえて書きます)によりマルキに決められて敗戦。試合内容はよかったけど。
さて、この試合はイオン大高の映画館で3D観戦した。3D効果は引きの絵ではわかりづらいようで、やたらと寄りの絵が多く、サッカーに3Dは向いてないと思った。たしかに接近戦の迫力はあったけど、そんなのスタジアムで見れるし。
クロスが上がりそうだと、少し早めに真ん中を見る癖が付いているので、それができなくてストレス。加えて解説がなんの罰ゲームかエンマサ。というか誰が実況解説でも映画館の大音響で聞くのは疲れる。会場音だけにしてほしいと思った。たぶんもう行かない。2000円だっけ?高いよ。500円くらいのもんでしょ。
3D観戦
(映画館)
30 11/14(日)
14:00
大宮アルディージャ
大宮アルディージャ
HOME
瑞穂陸
○ 2-1
詳細
今年は連敗はないんです! いやでも大敗じゃないよ? なんとなく負けちゃって引きずってない? 大丈夫? ジョシュアも闘莉王もいない非常事態だよ!? 
と思ったら、我らが心優しき巨神兵マッスーがいました!!!
これでうちが勝利して、鹿島が引き分け以下なら次節優勝が決まることに!
現地
31 11/20(土)
14:00
湘南ベルマーレ
湘南ベルマーレ
AWAY
平塚
○ 1-0
詳細
最初は攻めることができたけれども、降格の決まった湘南の伸び伸びしたプレイに押されて次第に劣勢に。
うちは負けたくない失点したくない意識から、チャレンジングな動きがなく、まるで2008年に優勝争いしていたときのような消極的なプレイに終始。
しかし後半杉本が最初のプレイでドンピシャクロスを玉ちゃんに送ってくれました。
往復10時間かけてクルマで行ってきました。18年の歳月に比べたらなんてことはないですね。
salmomoのさるもも - FC2 BLOG パスワード認証
(その日の顛末)
現地
32 11/23(火・祝)
14:00
FC東京
FC東京
HOME
豊田ス
● 0-1
詳細
優勝直後のホーム凱旋試合だったはずなのだが。20日は優勝決定で特番やなんやかんやお疲れで、翌21日はほぼ死に体。22日もふわふわしていたことでしょう。加えてFC東京は降格危機で必死。戦う姿勢は十分見られたと思うけども敗戦。一部ゴール裏からブーイングが出たらしい。
今季は結果にこだわってきたからブーイングが出るのも分かる気がする。

それよりも残念だったのは、フロントやスタッフに初優勝凱旋を盛り上げようという意識が全くなかったこと。この日は三万三千人超の豊スタ。僕みたいに毎試合来てるバカ人間は一万人もいないだろう。ましてやアウェイにまで行くやつは少ない。仕事や家庭の都合もある。
大多数はこの試合で優勝が決まるかもということでチケットを買ったライトなお客で、ぼくの友達もそうだ。友達は平塚で優勝が決まったことを残念がっていて、行くのやめようかなあとも言っていた。
そういう人たちは優勝の瞬間は見られなかったけども、優勝の報告や祝賀ムードを期待して来た人も少なくなかったはず。それにホームにしか来られない、あるいはこの試合にしか来られない熱心なファン・サポーターもいたはずなのだ。
準備できなかったとは言わせない。メディア対策は新ロゴやら看板やボードなど完璧だったではないですか。大々的にやらなくてもいい。試合後にWe are the championsをかけるだけで、それだけでいいじゃないか。昔から大きいほう(スポンサー、メディア)にはいい顔をして、サポーターをないがしろにする傾向がフロントにはある。猛省してほしい。

現地
33 11/27(土)
14:00
ジュビロ磐田
ジュビロ磐田
AWAY
ヤマハ
○ 2-1
詳細
近距離アウェイということと、この試合で優勝が決まるかもしれないということで、早くからアウェイ側チケットが完売していたこともあって、かなり真っ赤なアウェイ側。
前半は見事な展開で、やっぱり負けた次の試合はテンション高め! モチベーション高め! 小川のありえないFKが決まり、玉ちゃんのありえないシュートが決まり、勝ちました。いやいや川口ありがとう。
古賀ちゃんへのグラサポからの笑顔と愛のブーイング。元祖愛されキャラ。磐田サポにも愛されているみたいでヨカッタヨカッタ。
現地
34 12/4(土)
15:30
サンフレッチェ広島 HOME
豊田ス
○ 2-1
詳細
同じ間違いは犯せない。チャンピオンとしても、これで最後になるマギヌンや恵太のためにも。ここ最近調子のいい小川のクロスからジョシュア先制。得点王ゲット。
玉ちゃんからマギヌンへのお別れのパス。まるでアウェイ清水戦の逆パターン。泣けた。

最終節セレモニー。優勝して初めてのセレモニー。FC東京戦は忘れて、この日はいいものが見れた。ありがとうグランパス。おめでとうすべての鯱人。

現地
日時 対戦 スタ 勝敗 感想 観戦

コメント

タイトルとURLをコピーしました