VOX Virageをプチ改造します。
もともとフロントとリアの切り替えのトグルスイッチの接触が悪く切替時にノイズが乗ったり、切替に失敗して無音になったりしてイラッとするので、交換することにしました。
で、こんな質の悪いトグルスイッチが付いているので、POTの質も期待できないと思い、ついでにPOTも交換することにしました。ホロウボディの電装系交換は面倒なので、一気にやったほうがお得だというのもあります。
事前にGibson USAレスポールとネジを比較すると一緒だったのでインチサイズということが判明。よってインチサイズのものを購入しました。
他にも優秀な製品はあるけども、トグルスイッチは入手しやすいSwithCraft製、POTは同じく入手しやすいCTS製のものにすることにしました。
Switchcraft Toggle Switchにはいろいろ種類があるけども、今回はショートタイプにしてみました。(結果的によかった)ネジの部分の長さ約9mmでネジの底の部分から本体の底の部分までが約24mmです。
まずは外す
ホロウボディの場合、ソリッドのような裏蓋がないので、fホールかピックアップの穴から電装品を出さなければいけません。
何もしないで外したら元に戻すのは素人では不可能です。そのために電装品にヒモなどにくくりつけてから外します。
ググってみるとたこ糸でやっている人、針金でやっている人、ゴムチューブでやっている人と色んな人がいます。
糸はからまりそうだし、針金は柔軟性に欠けそう、ということで、ここは野生の勘でゴムチューブだ!とゴムチューブでやることにしました。ゴムなら当たっても傷つかないし。
電装品によって太さが違うので、二種類のゴムチューブをホームセンターで買ってきました。
最初はfホールから出そうを思いましたが、fホールが小さくどうやっても出せそうにないので、リアのピックアップを外してその穴から出すことにします。
リアのピックアップを外します。黒いチューブ内に5本もの配線が入っています。手前のシルバーの裸配線はブリッジアースに行ってると思われます。
配線は、なんとEMGのようなコネクタ形式になっていました。こりゃ故障したとき大変だ(笑)
電装品全てを小一時間かけて引っ張り出しました。そんなに大変じゃなかったです。ゴムチューブのおかげと思われます。
POTも変えようと思っていたんですが、POTはCTS製だったので変更せずにこのまま行きます。良かった。
付いていたコンデンサは Sprague Orange Drop 715P 600V 153J 0834。容量は0.015mfでした。
ピックアップをシングル、P-90、ハムと切り替えるスイッチの裏です。2つのスイッチがテープで止められて、一つに扱われていました。もし故障した場合、同じものが探せないと面倒ですね。2つの穴の幅がこのスイッチの大きさで開けられているので、もし大きいサイズのスイッチだと上手くはまらなくなりそうです。
ということで、トグルスイッチをSwichCraft製のものに交換します。
交換したら、この状態でジャックをつなぎアンプから音出しチェックをします。弦が無くてもピックアップをドライバーなどで叩けば音が出るのでわかります。
音出しチェックがOKだったので配線を戻します。想像したように戻すほうが大変でした。トーンPotが少し大変で、ジャックの穴から割り箸突っ込んで方向変えたりしました。
ただし大変といってもそこまでイライラすることもなく小一時間で出来ました。これもゴムチューブのおかげと思われます。
今回使ったパーツ
トグルスイッチは普通のやつでは、ネジきり部分が浅すぎてはまりません。ショートタイプが使い勝手がよいです。
トグルスイッチのノブは、元からついていたものは入らず、スイッチクラフト用のものを買わないとはまりません。それでも少し長さが合いません。スイッチクラフト側のノブ(オス側)が少し長いです。その頭をちょっとヤスリで削ればいいと思います。当方はやっていませんが。
アメリカ製のものはこれくらいの精度と割りきったほうが精神的に楽だと思われます。
Switchcraft Short toggle switch
MONTREUX ( モントルー ) / Toggle switch knob brass inch CR
ALLPARTS JAPAN ( オールパーツジャパン ) / KESTER 44 1.5m
コメント
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[…] Vox Virageの作業ですっかり慣れたので、ちょいちょいと引きずり出します。 […]