グランパスの2014年全日程終了しました。このメンバーで戦った一年間も終わりです。
何回かに分けて2014年を振り返っていきます。今回はMF・FW編です。
2014年総括・監督編はこちら 、GK・DF編はこちらです
それでは順番にコメントしていきたいと思います。褒めているだけではないので、そういうのが嫌いな人は読み飛ばしてください。
【MF】
5 ヘジス
名古屋のエンジェル。6試合出場で5勝1分け。しかしながら、総出場時間は8分(!)。ほとんどの試合で1分くらいの出場で、勝利給ガッポリウハウハである。
しかし、そんなキワキワに送り込める西野監督の交代タイミングというか、ATの見極めのほうもすごいと思う(笑)。
7 中村 直志
一方こちらは名古屋のレジェンド。真のファイター。2014年をもって引退し、指導者にはならず名古屋のフロント入り(事業部か営業部らしい)する。彼については、このブログを読んでいるような名古屋サポーターに説明は不要であろう。私がグチグチ語るのは野暮というもの。
14年間お疲れ様でした。そしてありがとう。
そしてそして、いろいろネタ画像作ってごめんなさい(笑)。これからも作らせてください。よろしくお願いします。
8 ダニルソン
今年も狩る、狩る、そして狩る。泰士がパスの出し手として大きく成長したことで、より守備寄りにシフトした感じ。とにかく相手のキープレイヤーに仕事をさせない。ガンバの宇佐美、神戸の盛岡が泣いていた(笑)。
しかし一時期などは繋ごうとしてミスを連発し、ベンチを温めることも。来年も無くてはならない助っ人。
10 小川 佳純
出場試合は25試合とまあまあながら、先発は10試合程度と、10番を背負うものとしてはやや不本意なシーズン。しかしホーム最終戦でAT弾をぶち込むという「持ってる」一面も。が小川ももう30歳。来年は正念場のシーズンになるだろう。
13 磯村 亮太
序盤こそは先発で出ていたが、以降フェードアウト。謎の得点力とぬるぬるドリブルが持ち味だが、いかんせん器用貧乏。ちょっと気弱なメンタルにも問題がある。同じ誕生日の同期泰士が一気にブレイクしたのをそばで見ていた磯村は何を感じたか。奮起せよ。
14 田鍋 陵太
高卒3年目。序盤は右SBとして、香車のごとく突破しまくったが、度重なる怪我とともに調子を落とす。と同時に矢野さんが右SBとして完全にレギュラーになってしまう。後半はMFとして使われ二得点。案外得点力があるかもしれない。まだまだ自分のことだけで精一杯な感じだが、周りとうまく連携しだすとより力を発揮できるだろう。
20 矢田 旭
大卒ルーキー。J1のスピードと当たりに慣れた後半はほぼレギュラーとして定着。技術があり、ボールを前に運べる選手。左サイドハーフ、トップ下、ボランチ、どれも器用にこなす。
このレベルを維持しながら、来年補強される選手との競争に勝ち、そしてもう一段高いところに行けるとグランパスの中心選手になれるでしょう。いや、なって欲しい。
23 青木 亮太
高卒ルーキー。玉田や楢崎が「ひと味ちがう」というモノを持ってるらしいのだが、試合ではいまだ発揮できず。はやく見たい。
25 望月 嶺臣
高卒2年目。序盤怪我もあり、残念ながら試合にはあまり絡めず。
26 森 勇人
高卒ルーキー。将来名古屋の10番を背負いたいと言ってくれる、名古屋ユース期待の人材。しかし全治6ヶ月、前十字靭帯断裂という大怪我を負ってしまう。来年、イチからスタートです。
28 田口 泰士
今年一番ブレイクした選手。日本代表にも選ばれ、鹿の柴なんとかや、神戸の森なんとかより数段いいプレイした(サポ目線)。
そんな泰士でも序盤はベンチだった。来年は通年で活躍し、試合を動かす、勝ち点を取れる選手になって欲しい。自分でも言っているように得点が少ないので、そこを改善できれば一気に日本代表のレギュラーも見えてきます。ちばれよたいしー。
33 レアンドロ ドミンゲス
ネルシーニョとそりが合わなくなり、構想から外れたところに、降格危機になっていた名古屋がオファーしてワールドカップ中断期間にやってきた。柏時代は嫌いだったのに、赤いユニフォームを着ると好きになってしまう不思議。
とにかく前を向く力がすごい。そしてパスでウラを狙いまくる。そういうチャレンジングな姿勢が、降格危機でビビりながらサッカーしていた名古屋にチカラを与えてくれた。感謝。
38 枝村 匠馬
レンタルでやってきた。序盤はほぼレギュラーで出ていたが、決定機を外しまくったのがよくなかったのか徐々にベンチへ。気の利いたポジショニングと堅実なプレイが玄人好みだったのだが…。
【FW】
9 野田 隆之介
一年間リハビリで過ごす。かなり面白いキャラクターらしいのだが、名古屋で1試合も出ていない現状ではネタにもしにくい。2015年は期待。ネタでなくプレイをね。
11 玉田 圭司
9年間ありがとう。印象的なゴールを決めるファンタジスタ。とにかく上手い。10年、11年頃はまさにピークで、そういう玉田を見れたことは幸せだった。
移籍したときクールに見えた男も、ホーム最終戦では涙を見せるほどになった。そんな時間を名古屋で過ごしてくれたんだと思うと感慨深い。
名古屋で2回ワールドカップに出てくれて嬉しかった。移籍先は未定のようだが、J1でやってほしい。敵になった玉田と対戦したい。
16 ケネディ
彼ともお別れ。結局腰痛はよくならなかったのが残念。長身で単なるポストプレイヤーかと思いきや、どんどん足元もうまくなり実はアシストもかなりの数にのぼる。
お茶目な性格で短めのインタビューでもかならずジョークをぶっこんでくるナイスガイ。
ACLで会いたい。ありがとうジョシュア。
17 松田 力
大卒ルーキー。鳴り物入りで入団するもリーグでは1得点。これはサポーターはもとより本人がかなりがっかりしたことだろう。
本能で勝負するタイプが悩み始めて、何もかもが負の連鎖になってしまったように思う。雑誌などを読むと、西野監督やブローロがフォローしているようなので、来年は是非一皮むけてほしい。
18 永井 謙佑
彼も序盤はくすぶっていたが、中断以降はエースに成長。本人インタビューによると「守備も全力でやったら、攻撃もうまくいくようなった」とのこと。ベルギー帰りでどこか重かった体のキレももどり、ドリブルで持ち込んでシュートできるようになった。
彼の疾風怒濤のチェイスで相手のDFはかなりプレッシャーを感じてプレイすることになり、数字には現れないが守備面での貢献もかなり大きい。
来季は20点取ってくれ!
22 小屋松 知哉
高卒ルーキー。彼もリーグ初出場の試合で全治6ヶ月の重傷を負う。つらいリハビリに耐えて来年は奮起を期待。余談だが、直志ととても仲が良い(笑)。
27 杉森 考起
グランパスでは初の高校生Jリーガー。リーグ出場はなし。ワールドカップのサポートメンバーでブラジルに帯同。大きな経験値を得た。
32 川又 堅碁
降格危機を回避するため、新潟で出場機会を失っていたのを緊急補強。実は名古屋は出遅れていて、川又もまったく来る気はなかったそうなのだが、矢野さんの助言と久米GMの人心掌握術で見事移籍となった。
得点は4点と少ないが、移籍直後の降格危機のときにゴールを決めてくれたのは大きい。
ただ本人も言っているようにワンタッチゴールだけではやっていけない。もっとギラギラして日本代表にも入って欲しい。
34 グスタボ
ブラジルからレンタルで移籍。C契約の若い選手。どういう選手かはまだよく分からない(笑)。来年は化けてくれれば。
来季に向けて
昨日(2014/12/28)にスーパーグランパスTVに出演した久米GMによると、来季の補強としては新卒でDF大武、移籍でDF竹内彬(GO彬!)、そしてあと清水のFWノヴァコビッチだけのようだ。テレビで言うくらいだから、ノヴァコが移籍してくる確率はかなり高いと見られる。
それでも浦和や他クラブの補強を見ているとちょっとさみしいようだが、川又とレドミを前倒しで補強しているので、考え方を変えて、来季頭から川又、レドミ、ノヴァコ、永井が揃うと思えば、前線はかなり期待できる。
ノヴァコビッチは背は高いがヘッドはあまり使わないようで、そのへんも西野監督の戦術にあっているのではないか。まあ西野監督は選手にあった戦術を取る監督というのがよく分かったのでそのへんは心配はしていない。
ヘッドが強い人間は他でいるのでそれはセットプレーで活躍してもらえばいい。
来季は2シーズン制の短期決戦となる。勢いにのったチームがそのまま行く可能性は高い。例年になくスタートダッシュが重要となる。
・・・ああ、開幕まだですかね(笑)。
では来年のグランパスに期待して。みなさまよいお年を。
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